2014年10月6日月曜日

日本語とフランス語の母音

やはりフランス語らしく話す時の一つの要は「母音」ですね。

日本語には「ア・イ・ウ・エ・オ」の5音、フランス語には[a, ɑ, i, u, y, ø, œ, ǝ, e, ɛ, o, ɔ]に加えて、鼻母音と呼ばれる鼻に息を抜いて発音される母音が4音存在します。

合計16音... 
「無理、発音できないよ〜」と思った方も、あまり心配する必要はありません。

区別をしないといけない音はたった!「10音」だからです。
しかも日本語の「ア、イ、エ、オ」はそのまま使えます。
(ただし唇でしっかり形を作って大きな聞こえる声で発音してくださいね)

二種類ある同じような母音([a/ɑ]≒ア、[e/ɛ]エ、[o/ɔ]オ)も区別ができる必要は全くありません。
多くのネイティブが区別をしていませんし、地方差もあるのです。
(ちなみに[ø/œ]の組み合わせも同様ですが、この音は練習する必要があります。「ウ」とは全く違う音ですよ!

もし[e/ɛ]の母音の区別のレッスンがあって万が一上手くできなくても、全く気にする必要はありませんよ。

【注意】
厳密に言えば、一人称の単数直説法単純未来形と条件法単純形(=現在形)の語尾の発音は、未だに区別をしているネイティブが少なからずいます。

Je sortirai [Ʒǝ-sɔʁ-ti-ʁe](いわゆる狭い「え」)
Je sortirais [Ʒǝ-sɔʁ-ti-ʁɛ](広い「え」)

「正しいフランス語」では全ての母音を区別をします。
ただ「正しい」って、何でしょうねえ…

ご興味のある方は教室まで話を聞きに来てください。
お待ちしていますね。