2011年5月30日月曜日

多分

辞書に間違いや誤訳というのは必ず存在します。

「多分」のフランス語訳はpeut-êtreだと思っていませんか。
なぜだか日本全国で間違って伝えられている変な都市伝説です。

正解の訳は... probablementもしくはsans douteですね。

試しに目の前にあるLe Robert pour Tousという仏仏辞典を引いてみると「adverbe indiquant une simple possibilité=単なる可能性を指し示す副詞」だそうです。

そう、表しているのは「可能性」であって「可能性の高さ」ではないのですよ。
peut-êtreは「かもね、ひょっとしたら」と訳すのが適当です。

Il vient? - Peut-être.
この返事ならぼくなら待ちません。

Il vient? - Probablement.
もうしばらく待ちましょうか。