朝起きた、夜寝た、お互いに電話をする、知り合う... この用法の代名動詞はおなじみですね。
前半2つは「再起用法」後半は「相互的用法」なんて呼ばれます。
そうではなく、日常何気なく使われている代名動詞の用法があるのです。
1. Ça se mange tout seul.
2. Ça s'écrit tout seul.
まあもちろんça は目の前にある食べ物やペンなどをさすのですが、それでも分かりにく表現です。
1. は目の前にある食べ物を口に入れると非常に食べやすく、味もよく、自然なのどごしで、すっと胃に収まっていく感じを表しています。
2. は今使っているペンがとても書きやすく、力を入れなくてもペンがスーッと紙の上を滑り、この上なく書きやすいことを表しているのです。
Ça se boit tout seul といって、あまり口当たりのよいアルコールを飲み過ぎないように。