2009年8月16日日曜日

命令形(命令法)1

ねえ〜、こっちに来て!
Viens!
こっちに来いったら!
Viens!
来いって言ってるだろう!
Viens, bon sang!

動詞の「命令形」は作り方は次の通りです:
誰に命令するかによって動詞を活用主語を言わない(書かない)
メインの動詞はフランス語では(一部の例外を除いて)絶対に活用します。

命令形は3種類あります。
1. 親しい「tu」で話している人に対する命令
2. そうでない「vous」で話している人、もしくは複数の人に対する命令
3. 私たち、すなわち英語のLet's ~に相当する命令

また肯定命令の場合は代名詞は動詞のあとに置かれます(一人称と二人称は強制形moi やtoiに変わります)
否定命令の場合はそのままです。

ただ間違えてはいけないのは、「命令形」とは命令にしか使わないのではありません。
命令にも使える動詞のひとつの形であるということです。
やさしく言えば「お願い、依頼」と理解されるし、強い口調で言えば「命令、義務」のニュアンスを帯びるということです。

tuやvousの命令形に関しては、次のような表現を付け加えることによってより表情豊かな発言になります:

Entrez, s'il vous plaît.
どうかお入りください。
Entrez, je vous en prie.
どうぞお入りください。
Passez-moi le sel, s'il vous plaît.
お塩を取ってもらえますか
Servez-vous, je vous en prie.
ご自由にお取りください。

またêtreおよびavoirの命令形は次の通りです。

être : (tu) sois / (vous) soyez / (nous) soyons
avoir : (tu) aie / (vous) ayez / (nous) ayons

Sois sage.
(おかあさんが子供に)よい子にしててね。
Ne soyez pas méchant avec moi, soyez gentil, s'il vous plaît.
そんなに私に意地悪しないでやさしくして下さい。
N'aie pas peur, je ne vais pas te manger.
怖がらなくても食べないよ。
Ayez du courage.
勇気を持って!

接続法にそっくりですね。