日本語では一般的に「同音異義語」と訳されるものです。
Moi, je n'ai jamais rien volé.
わたしは何かを盗んだことなんて一度もないわ。
J'ai envie de voler comme un oiseau.
鳥のように飛んでみたいわ。
動詞volerには二つの意味があるのです。
1. 盗む
2. 飛ぶ
ネイティブは当然二つの意味を使い分けています。
そこで大事なのが文脈を読む力と構文力なのです。
多くの場合「盗む」という意味では、
voler + 盗むもの + à 盗む対象の人
「飛ぶ」という意味ではvolerは自動詞で使われるので、直接目的補語は存在しません。
品詞違いでも存在します。
[si](発音記号なので「スィ」と読んで下さい)の意味は?
もし? 6? scier(動詞)の活用?
[kuR] (同じく発音記号です)の意味は?
授業? 短い? courir(動詞)の活用? 中庭?
[fwa](同じく発音記号です)の意味は?
〜回/度? 信仰? 肝臓(フォアグラ)? Foix(南フランスの町)?
単語は「単語だけ」で存在しているのではなく、文脈の中に在るのです。
にわにわにわうらにわにわにわにわとりがいる。(音だけ意識して下さい)
ややこしいですね。
J'ai commandé [si fwa].
6回注文したの? 六つの肝臓を注文したの?
Si six scies scient six cigars, six cent six scies scient six cent six cigars.
(まあ、早口言葉になってしまいますね)
これがhomonymeマジックです。