いわゆる比較級は、
plus / aussi / moins + 形容詞か副詞 + que + 比較対象 でしたね。
(7/18のブログでも少し書きましたね)
ではその形容詞か副詞はどのように選ぶのでしょう。
まず「話題」を表す主語があります。主語は「話題」ですよ、気をつけて!
その主語が que 以下で表現される対象に比べて「どうか(形容詞や副詞で表す)」ということを一文で表現しようとしているのが、plus / aussi / moins + 形容詞か副詞 + que + 比較対象 なのです。
従って真夏にfroidという形容詞は使えないし、気温が25度以上ない限り真冬にはchaudという形容詞は使えないですね。
加護ちゃんと辻ちゃんがどちらの方が背が高いか?という時にはぼくならgrandeは使いません。
同様に「今日35度で明日は30度らしいよ」なんて時にもfroidは不自然です。
じゃあどうするんでしょう。
そんな時にmoinsの登場なのです。日本語には「マイナス」の表現があまり十分には用意されていません。
訳そうと思わない方がいいですよ。不自然きわまりない日本語になってしまうこと、請け合いです。
Kago-chan est moins petite que Tsuji-chan. (事実は知りません)
Il fera moins chaud demain qu'aujourd'hui.
あえて訳すと:明日は暑さはマシのようだね。
「あの人上手に話すねえ」は言えても「あの人下手に話すねえ」はそれこそ下手な日本語でしょ。