2009年9月3日木曜日

しょっちゅう...って?

Vous voyagez souvent à l'étranger?
 - Non, je ne voyage pas souvent à l'étranger mais, je voyage de temps en temps.
外国旅行はしょっちゅうしますか。
 - いえ、よくという訳ではないですが、時々は出かけます。

文法的には全く問題はありません。
頻度の副詞(の単語 = souvent, rarement など)は、動詞の直後に置くのがルールなので位置の問題もありませんし、動詞の活用も正しくできています。

ただ会話にはなっていないですね。
会話とは「言葉のキャッチボール」なので、受けた会話の中に「発言者の常識」に拠った表現が多いと、受けた側は戸惑ってしまうのです。

しょっちゅう、時々、しばしば、まれに...

発言者の感覚と必ずしも同じではないのです。

高校生の「カラオケには時々行きます」と働いている大人の「時々」は明らかに頻度が違うし、裕福な方と一般人の「しょっちゅう海外旅行をする」は間違いなく5〜10倍の頻度の差があるはずです。

ではどうすればいいのでしょうか。

具体的に回数を伝える癖をもちましょう。

Je voyage souvent à l'étranger, 2-3 fois par an.

Je vais rarement au karaoké avec des copines, qui préparent leurs concours d'entrée. Elles n'ont pas le temps.
On ne chante que 2-3 fois par semaine, ce n'est pas beaucoup, non?
入試の準備をしていて忙しいので、友だちとはあまりカラオケには行きません。
週に2−3回ですね。少ないでしょ!?

国、立場、世代、環境... が違えば「常識」は違いますからね。