Je suis sorti(e) faire une promenade avant le petit déjeuner.
(朝食の前に、散歩に出かけた)
Je sortirai faire une promenade avant le petit déjeuner.
(朝食の前に、散歩に出かけます)
「avant + 名詞」の表現は便利ですね。
主動詞(上の例文ではsortir)がどの時制で使われていても、全く影響を受けません。
(まあ名詞なので変化させ様がないのですが...)
もう一人登場させようと思えば、こんな表現も使えます。
Avant le retour de mon mari, j'ai/avais commencé à préparer le dîner.
(主人が帰って来ないうちに、夕食の準備を始めました)
Avant mon retour, mon mari s'est/était mis à mettre la table.
(私が戻る前から、旦那がテーブルセッティングを始めました)
では、「読む前に(読まないうちに)」「〜に電話をする前に」などのように動詞を使いたいときはどうすればいいのでしょうか。
この場合は「avant de + 動詞の原形」となります。
昨日のavant de とは違い「完了」の表現にする必要がないので「原形=不定詞」のままでよいのです。
Je prendrai un bain avant d'attaquer mes devoirs.
(宿題にとりかかる前にお風呂に入るよ)
On ne doit jamais boire avant de conduire, même pas une goutte.
(運転する前は決して飲んではいけません、一滴たりともです)
名詞や動詞の原形を使うことで解決できるならそれがいいのです。
ただし従属節の主語と主節の主語が違う場合は「avant que + 主語 + 動詞」の構文を使わざるをえません。
しかも!接続法を使うことが義務づけられています。
先生が怒ってしまう前に、(わたしが)自分で何とかして解決方法をみつけなければ...
Je dois absolument trouver la solution avant que le prof se mette en colère.
名詞や動詞で表現できない時のみ「avant que + 主語 + 動詞」を登場させて下さいね。