2009年9月23日水曜日

仕事疲れた...

Je suis fatigué(e) は「疲れた」と言うことですよね。
昨日のブログに登場した「過去分詞は形容詞」の一例としてあげた通りです。

では、Le travail est fatigué. は言えるのでしょうか。

辞書で少し上の項目を見ると「疲れさせる、骨の折れる」という意味のfatigantという形容詞もあります。

よく見れば、fatiguéは過去分詞、fatigantは現在分詞である(あった)事はわかるのですが、他の対の単語「intéressé - intéressant」「frustré - frustrant」「déçu - décevant」「ému - émouvant」「surpris - surprenant」にも応用できる何かルールのようなものはないのでしょうか。

過去分詞は「être + 過去分詞」の組合せで受け身の文を作りますよね。

Je suis invité ce soir par mes beaux-parents.
(今夜義理の両親に招待されています)

Je suis décu(e).

そもそも動詞 décevoir は「〜 をガッカリさせる」という意味なのです。
par + ~(〜によって)の部分を言わなくてもガッカリしているという気持ちは充分に伝わります。
(言わないけど)誰かまたは何かによってガッカリさせられた→今その気持ちが続いている。

こういう風に形容詞としての地位を確立していったのだと思われます。

ではdécevantはどうでしょう。

現在分詞は過去分詞とは逆に能動(他に働き掛ける)の意味を持っているのです。
何かをされるのではなく、他に何かをする、という訳です。

Ce film est vraiment décevant.
この映画にはガッカリだよ。

見た人にdécevoir(ガッカリさせる)という影響を及ぼす訳です。

Je suis intéressé(e) par la langue française.
La langue française est intéressante.

Je suis très fatigué(e) à cause de ce travail.
Ce travail est très fatigant.

受動と能動、主語が影響されているか主語が他に影響を及ぼしているか...
こんなとらえ方で理解ができるはずです。

答は:言えません。いや、教えることができないという意味ではありません。
「間違い文」です。