2009年7月31日金曜日

大文字か、小文字か... それが問題だ。

いつかフランスを訪れてみたいな。
J'aimerais visiter la France un jour.
フランス語を勉強したいな。
J'aimerais apprendre le français.
フランス料理はあまり得意じゃないんだよね。
La cuisine française, ce n'est pas ma tasse de thé.

国としての「フランス」は大文字を使いla Franceと書きます。
言語としての「フランス語」は小文字を使いle françaisと書きます。
形容詞の「フランスの、フランス風の、フランス的な...」は小文字を使いfrançais(e)と書きます。

ここまでは割と知られた話ですね。
この先が問題なのです。

「私は日本人です」は大文字で書きますか、それとも小文字で書きますか?

難しい問題ですね。
大学入学した頃は大文字だと習いました。そう綴っていて困ったことは一度もありませんでした。
ただフランスに行って見ると、小文字が多いのです。そう、圧倒的に小文字が多いのです。
本国で観察をすると、Je suis japonais.と書く方が自然に思えてきます。

調べてみました。結論は...

人によります。どちらでも正書法では問題はないようです。
(ちなみにぼくは「小文字派」です)

じゃあ、「すごく魅力的なフランス人にパリで知り合ったよ」の時は?
J'ai rencontré un F/f-rançais charmant à Paris. どちらでしょうか。

これは間違いなく大文字です。Françaisが名詞で使われている時(フランス人)は絶対大文字です。

よく考えてみると、フランス人は大文字小文字をあまり意識していないし、さほど区別はしていないのです。
板書が全部大文字の教師も「le Ciel フランス語教室」にはいますし、本来なら「YAMAHA」と全部大文字で書かなければいけない会社名を、全部小文字表記してある例をギター雑誌では何度も見ました。

区別を知っていてしないのと、知らないから適当なのとは違いますね。
この機会に覚えてしまいましょう。